台風雨量クイズ結果
2018年 07月 29日
台風の雨水の推移クイズ、結果が出ましたのでお知らせします。
(出題ページ)
- このクイズ、「台風で被害が出ることが予想されたのに不謹慎だ」というご批判もあろうかと思います。それについて、園長の考えを一番下に記します。
【回答総数】
87名
【内訳】
ア(そもそも降らない) 1名
イ(下の青い線よりも下) 11名
ウ(青い線と赤い線のあいだ) 44名
エ(赤い線よりも上) 31名
↑「あふれちゃう」という回答も含む
【正解】
午前10時の水位です。
青い線の下ギリギリですね。ですので正解は【イ】となります!
水位はだいたい5cmです。予報などでいう「1時間に○ミリ」「総雨量は○ミリ」の単位でいうと50mmです。
予報の時点での時間単位の合計を計算したら、100mm〜150mmという感じでしたので、実際にはそれよりもかなり少なかった結果です。予報の時点よりも台風が少しだけ南に離れて通過したからかもしれません。
【正解者名】
お名前は個人情報ですので、個々では公表しません。以下のページでお確かめください。おめでとうございます!
※ 2018/07/29 12:00のところにあります。合言葉が必要です。
【追記】
先生たちも回答を寄せていましたが、正解は1名だけでした。だれでしょうね^^;
コメントを書いてくださった方もいらっしゃいました。お子さんの様子がよくわかります!
(左から「回答」「クラス」「コメント」です。お名前は個人情報ですので載せていません)
- イ さくらんぼ 早く幼稚園に行きたいです!
- イ りんご 暴風で飛んできたものを除去したら意外に少ない?[??
- ウ いちご 「あか~!」上?下?「した~!」「プール、はいれないね~。おみず、ないね~。」とのことです。
- ウ りんご お父さんとラーメンを食べに行く約束をしていたようで、外出出来ないことを伝えたら悲しんでいました。
- ウ めろん 台風で雨はいっぱい降るけど全然溜まらないと思うから
- エ さくらんぼ 雨いっぱい降るから溢れちゃうかも…と言ってます。
- エ ぶどう 雨がずっとやまないからたくさんたまると思う
- エ りんご すっごいいっぱい雨が降ると思う!からだそうです。
- エ りんご 楽しい実験をありがとございます
- エ りんご どばーっとたくさん降ると言っています
- エ ばなな だって台風だもん、ザーザー降るでしょ?と言ってました
- エ めろん たくさん雨がたまると思います!
- エ めろん 雨がたくさん降るとボーっとおおきなお水になるからだそうです(笑)
- エ めろん 雨がいっぱい降ってるから、いっぱい貯まるハズ!!
- エ めろん どうしてかは分かりませんが、そんな気がするからだそうです。
【「不謹慎だ」というご批判について】
今のところこのようなご批判は私たちの耳には入っておりません。でもたぶんそのように思っている方もいらしゃると思います。
被災された地域の方々には心よりお見舞い申し上げます。そして先日の集中豪雨で水害にあわれた西日本の方々、やっと復興が始まったタイミングでまた台風・・・ご苦労が偲ばれます。直接何もお手伝いできませんが、僅かな募金だけはさせていただいています。
不愉快な思いをした方、申し訳ありません。ご批判も当然かと思います。お詫びいたします。
今回の台風では幼稚園は被害がありませんでした。しかし小田原の真鶴道路の冠水でで乗用車やパトカー、救急車などが取り残され、波に飲まれたというニュースを聞き、本当に心配しておりました。のちの報道で全員無事が確認されホッとしております。真鶴はのりこ先生の実家があり、これまでに何回も真鶴道路を通っています。先日も行ってきたばかりでした。
このようなご批判があるだろうということはクイズを出題するときから考えていました。出題するかどうか迷いました。
そして出した結論は
「ご批判はあるだろう。それについてはお詫びするしかない。でも子どもたちが考えたり疑問に思う経験、親子でそれについて話し合う経験としてはまたとない機会だと思う。これをきっかけに『科学する心』を親子で発展させていってもらえたら嬉しい。また、こういう災害のときにどういう態度をとるべきかを考える手立てにもなってほしい」
ということでした。(今でも悩んでいるところですが)
たとえば、今回のクイズでは回答の多くが「かなり水位が上がる」というものでしたが、実際にはそれよりも少ない結果となりました。
これをもとに、「なぜそうなのか?」を考えたり話し合うことができます。
- 天気予報の「○ミリ」は実際どのくらいの長さなのか。
- 小さな器(鍋など)とプールでは水位は違うのか。池だったらどうなのか。海は?
- 平らなプールでは5cmくらいしか水位がない(深くない)のにどうして水害は起こるのか(水たまりをイメージしても良いでしょう)
- 川は雨がやんでも水位が増えることがある。なんでだろう?
などなど。
そして、いろいろな災害が起こったときにどういう行動をとったら良いか話し合ってみても良いでしょう。
(参考)
子どもはいろいろなことに興味を持ちます。そして大人が刺激やヒントを提供すると、その興味はより深く、広くなっていきます。
今回のクイズだけでなく、子どもが興味を持ったらスルーせず一緒に考えてみてください。ときには大人からクイズを出しても良いですね。
それが、今回の幼稚園教育要領、学習指導要領改訂の柱である「非認知能力」を育てることなのです。
※ 非認知能力とは?
ご批判は甘んじてお受けします。でも意図をご理解いただき、子どもの非認知能力をますます豊かにしてくだされば幸いです。
by kfutaba
| 2018-07-29 13:56
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