今日、のりこ先生のアイディアで、「お話を聞く」時間を設けてみました。
お話でてこい - キッズワールド NHK Eテレ-こどもポータル
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※なぜこのような試みをしたのかを下の方に書きましたので、ぜひ読んでくださいね。
素材は、NHK第2で放送される「お話でてこい」。
日替わりで対象年齢が変わり、
月曜日・・・年少児向け
火曜日・・・年中児向け
水曜日・・・年長児向け
です。
今日は月曜日なので、年少児向け。「ねこが顔を洗うわけ」というお話でした。
年少児向けと言っても面白いお話で、どの学年の子も楽しめる内容でした。
幼稚園にはまともなラジオがないので(笑)、iPadでNHKラジオが聴けるアプリにマイクを近づけて・・・
たくさんの子どもがホールに集まってきましたが、まだ初めての試みなので、遊んじゃっている子どもたちも(笑) そんなもんです。
この試みの目的は・・・
幼稚園では、子どもたちに説明したり、今日のスケジュールや大事なことを伝えるとき、言葉だけでなく絵や写真を使います。
それは、この年代の子どもは言葉よりも目で見る方が理解しやすいから。
理解できれば不安が少なくなり、生活や活動が安定します。
でももう一方で、「聞く」「読む」力も身につけてもらいたいのです。
それは言語力や理解力・記憶力・想像力・推理力・構成力といった、これからの学びや生活に必要不可欠なものを育てるからです。
たとえば「赤いリンゴを、毛のふさふさした茶色い大きな犬がかじっていました」という短い文でも、理解するためにはそのひとつひとつの言葉を理解し情景を思い浮かべる力(赤」「リンゴ」「毛がふさふさ」「茶色」「大きい」「犬」「かじる」・・・)が必要です。
さらに、「犬がリンゴを食べた」のか「リンゴが犬を食べた」のかを判断することも必要ですね。
これ、大人には当たり前に理解できますが、子どもにとってはなかなか難しいんです。
→たとえば割り算の文章題。
「20は4の何倍ですか?」と「4の何倍が20ですか?」は同じ 20÷4 という計算で求められますが、子どもは2つの文章に違う計算をたてたりするんです。算数も文章の理解力が必要なんですね。
人に何かを伝えるときも、お話をたくさん聴いて(読んで)いる子と聴いていないことではだいぶ違います。
小学生でも、なんの前置きもなく「食べたの、ある?」なんて言ったりします。「誰が食べたのか」「何を食べたのか」「それがなんで必要なのか」ということを人に伝えられる能力というのは、文章理解力・構成力が土台になっています。
(小学校か中学校の国語の時間で「5W1H」というのを習いますね)
そして、少し長い話を聴く・読むことで、記憶力も育まれます。最初の方を覚えていないと後の方のストーリーがわからなくなりますものね。
また、構成力も身についていくことも当然です。
かなり理屈っぽい話になりましたが、子どもの育ちにとってとても大切なことなので描かせていただきました。
「お話でてこい」はそれだけでなく、内容もとても面白いんです。
ぜひ大人の方も聴いてみてくださいね。振替休日などで放送時間にお子さんがおうちにいらっしゃるなら、一緒に聴くのも楽しいですよ。
なぜラジオの番組なのかというと、先生が話し手だと子どもの様子を見ながらテンポを合わせたりしてしまうので。
それもとても良いことなのですが、ラジオ放送だと「子どもが話のテンポについていく」ことが必要なので、集中が増すのです。
幼稚園では、この「お話でてこい」を聴く時間を続けていこうと思っています。
また、絵本を読み聞かせる時間に、たまには「素話」(先生がお話をしゃべる)をやってみたらどうかなあとも思っています。
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ごめんなさい、Androidアプリもあるはずです。
また、民放ラジオは
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が便利です。
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by kfutaba
| 2014-04-28 11:26
| 日常