川崎ふたば幼稚園の日常など


by kfutaba

終業式で子どもたちに伝えたこと

園長です。

今日は1学期の終業式でした。
ふたば幼稚園では始業式・終業式などでは子どもたちが「きちんとした服装で」「きちんとした姿勢で」参加することにしています。
式のあいだ、子どもたちは座りません。姿勢を良くして立って歌ったりお話を聞きます。
幼稚園での生活は自由な遊びの中で主体的に学んでいくことが基本ですが、「なんでも自由」だけでなく「きちんとすることって気持ちいいな」と感じてもらいたいからです。
何年も続けていると子どもたちもそれが当たり前になり、「きちんとできた!」というすがすがしい顔をしています。
年長のお兄さん・お姉さんが格好良く立っていると、年中・年少の子どもたちもそれを真似して・・・ 子どもたちの育ちって素晴らしいですね。

さて、いつも1学期の終業式では園長から「夏休みのお約束」をしています。「冷たいものを飲み過ぎない、ジュースよりもお茶やお水」といった生活習慣とあわせて、交通ルールを守ることもお話しています。
今回は、言葉だけでなく先生たちが劇仕立てで伝えてみました。

ビデオで撮影して保護者の方にもお見せしようとしたのですが、なぜかカメラが途中で止まり・・・
そこで、子どもたちに伝えたことをこちらの記事でご紹介します。

(劇仕立てで)
【赤信号では渡らない】
車が来ていなくても、横の道から急に出てくることもあります。
青信号になるまで待ち、「右・左・右」をよく見て、手を上げて渡りましょう。
大人は車がどのくらいで近づくか予測できますが、子どもは予測できません。「今は近くないから」と危険な飛び出しをしてしまいます

【横断歩道ではないところでは渡らない】
急いでいても、近道でも、横断歩道ではないところを渡ってはいけません。
車はとても速く走ります。渡っているあいだに車が突っ込んでくるかもしれません。
遠回りでも横断歩道を渡りましょう。
横断歩道では上と同じように「右・左・右」をよく見て、手を上げて渡りましょう。

【ゲーム機やスマホ、本を見ながら歩かない】
前がよく見えないので、人や自転車、車とぶつかってしまいます。
(劇で私が齋藤先生と松平先生にぶつかって見せました。齋藤先生、吹っ飛んでしまいました 笑。松平先生のスマホが落ちちゃいました。ごめんなさいm(__)m)
電話やメールが来たら、じゃまにならないところで止まって操作しましょう。
もちろん自転車でも同じですね。

(園長から、自転車について説明)
【一時停止の標識では車だけでなく自転車も止まりましょう】
赤い逆三角形の「止まれ」の標識では自転車も一旦止まり、左右をよく確認して渡りましょう。
自転車が飛び出してきたら、車は急に止まれません。

【自転車は左側通行】
自転車は右側を走ってはいけません。
園長(自転車役)と土井先生(車役)で実際にやって見せました。
自転車が右側を走ると、正面から左側を走ってきた車とあっというまに距離が縮まります。車がよけるひまがない状態になります。
特に、自転車が駐車中の車や歩行者をよけて進路を変更すると、車は突然出てきた自転車をよけきれません。

【一方通行は自転車も逆走してはダメ】
車は当然逆走禁止ですが、自転車も同じ。赤丸に白い横線の「進入禁止」標識があったら、自転車も入ってはいけません。
(標識の下に「自転車を除く」と書かれていればOKですが、注意して走ってください)
一方通行路は道幅が狭く、車と自転車がすれ違うのは危険だからです。

今回はお話する時間がなかったのですが、自転車が後ろを確認しないで進路変更するのもとても危険ですね。

おうちでもお子さんと交通ルールを確認して下さいね。
そして、子どもたちの一番のお手本は大人、とくに親です。
夏休みにかぎらず大人がきちんと交通ルールを守り、子どもが真似をするようになれば、悲しい事故を少なくすることができると思っています。
どうかよろしくお願いします。

by kfutaba | 2014-07-18 12:03 | お知らせ